メルケル後の欧州に危うさ 財政拡張へ、インフレに懸念
ベルリン=石川潤
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ドイツの首相を16年務めたメルケル氏が8日に退任する。財政規律を重視し、欧州全体の重しだったメルケル氏の退場で、欧州連合(EU)が気候変動対応を名目とした財政拡張路線にさらに傾く可能性がある。財政拡張と金融緩和の組み合わせは株高・ユーロ安につながりやすいが、危機の火種にもなりかねない。
新型コロナウイルスの変異型「オミクロン型」への脅威が強まる欧州市場で、通貨ユーロが対ドルで今年の最安値圏に下落...
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