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クレディ・スイス、ソフトバンクGへの訴訟検討 FT報道

クレディ・スイスは3月にグリーンシル関連ファンドを閉鎖した=ロイター

【ロンドン=篠崎健太】英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は2日、英金融会社グリーンシル・キャピタルの経営破綻を巡り、同社から資金回収を進めているスイス金融大手クレディ・スイス・グループがソフトバンクグループ(SBG)への訴訟を検討していると報じた。クレディ・スイスはグリーンシルの融資先だった米建設スタートアップのカテラとSBGの関係を問題視しており、係争に発展する可能性がある。

グリーンシルは企業間の売掛債権を扱う「サプライチェーンファイナンス(SCF)」という金融サービスを手掛けていた。クレディ・スイスはその証券化商品に投資するファンドを運用していたが、資産内容に疑義が生じたとして3月に閉鎖した。グリーンシルは直後に破綻し、クレディ・スイスは資産の回収や投資家への償還作業を進めている。

グリーンシルの融資先だったカテラには、SBG傘下の「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」が出資していた。経営不振に陥ったカテラを救済するため、SBGは20年にグリーンシルに資金を出したが、その資金はクレディ・スイスのSCFファンドには回らず4億4000万ドル(約485億円)が未回収になっているという。

FTは関係者の話として、クレディ・スイスはSBG、グリーンシル、カテラの3者がファンドとどのような情報共有をしていたか追及していると伝えた。

クレディ・スイスの広報担当者は日本経済新聞の取材に対し「報道に対してコメントしない」と回答した。SBGも「コメントは控える」としている。

クレディ・スイスがグリーンシルと組んで運用していたSCFファンドは、閉鎖直前に100億ドル規模の残高があった。償還作業を進めて4月にかけて48億ドルを返したが、カテラ向け債権の焦げ付きなども含めて最終的に23億ドルがファンド投資家の損失となる可能性がある。

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