「キーウ州全域を解放」 ウクライナ国防次官が投稿
【イスタンブール=木寺もも子】ウクライナのマリャル国防次官は2日、フェイスブックへの投稿で、首都キーウ(キエフ)を含む同国の北部キーウ州全域をロシア軍から「解放した」と述べた。州内のイルピン、ブチャなど激戦地も奪還したという。
ロシアのフォミン国防次官は3月29日、キーウや北部チェルニヒウ近郊での軍事活動を大幅に縮小すると明らかにした。その後、ウクライナ軍による同地域での失地回復が進んでいた。キーウ州の解放が事実ならウクライナ側にとって成果だが、ロシア軍は東部に戦力を集中する方針も示しており、地域によっては砲撃などが激しくなる可能性がある。
2日の現地からの報道では、キーウ周辺の路上に市民とみられる多くの遺体が横たわる映像や写真が伝えられている。ゼレンスキー大統領らによると、ウクライナ側が奪還したキーウ周辺では、撤退したロシア軍が大量の地雷をしかけていった疑いも浮上している。

ロシアがウクライナに侵攻しました。NATO加盟をめざすウクライナに対し、ロシアはかねて軍事圧力を強めていました。米欧や日本は相次いでロシアへの制裁に動いています。最新ニュースと解説をまとめました。
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