トルコ、行動制限緩和へ 飲食店など一部再開

【イスタンブール=木寺もも子】トルコのエルドアン大統領は1日、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するために実施している行動制限を一部緩和すると発表した。最大都市イスタンブールや首都アンカラを含む多くの地域で飲食店の営業再開を認める。
政府は国内の81県を感染状況別に4段階に分けた。イスタンブールは「深刻」、アンカラは「中程度」に分類されている。感染が「極めて深刻」な県を除き、午前7時から午後7時に限って店内での飲食を認める。定員は半分に制限する。
感染リスクが軽度、中程度と認められた地域では週末の外出禁止を解除する。学校の対面授業も一部再開する。夜間の外出禁止は全土で継続する。各県の感染状況は2週間ごとに見直す。
トルコでは2020年11~12月、感染「第3波」を受け、夏の間に緩めた行動制限を再強化した。12月に1日3万人を超えた新規感染者は減少に転じたが、足元でなお9000人程度となっている。

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