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ロシア前首相、北方領土問題「交渉の権利ない」

メドベージェフ前首相はロシア領土の主権の引き渡しについて交渉できないと主張した(写真は2019年、モスクワ)=タス共同

【モスクワ=小川知世】ロシアのメドベージェフ安全保障会議副議長(前首相)は1日公開のタス通信などとのインタビューで、北方領土問題を含む日ロの平和条約交渉をめぐり「我々にロシア領土の主権の引き渡しについて交渉する権利はない」と述べた。領土問題で日本に譲歩しない立場を改めて強調した。

2020年に発効したロシアの改正憲法では「領土の割譲禁止」が明記された。メドベージェフ氏は改憲を根拠に、領土問題の解決を前提とした日本政府の交渉方針では合意は不可能だとの認識を示した。「(日本側も)理解しているが、国内のコンセンサスに基づくとされる内部方針があり、撤回が許されない」と主張した。

平和条約締結に関する交渉は停滞し、日ロ首脳の会談は19年9月以来開かれていない。メドベージェフ氏は交渉自体は首脳間も含めていずれ再開できるとして、拒否しない構えをみせた。北方四島の日本との共同開発に意欲を示しつつも、日本側が「まだ合意したがらない」と述べた。

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