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IAEA調査団、近くザポロジエ原発入り 近郊まで到着

(更新)

【パリ=白石透冴】ウクライナ南部のザポロジエ原子力発電所に向かっている国際原子力機関(IAEA)の調査団は31日、同原発から約55キロ離れた町に到着した。原発近くでは爆発が相次いでいるものの、1日に現地入りして施設の損傷状況などを調べたい意向だ。調査団を率いるグロッシ事務局長は記者団に、調査には少なくとも数日かかると語った。

ロイター通信によると、グロッシ氏は「私の使命は原発事故を防ぎ、この重要な発電所を維持することだ」と述べた。ロシア軍は欧州最大級の同原発を3月に制圧し、武器を運び込んで軍事拠点として強化しているとみられ、IAEAの調査団が順調に作業できるかは不透明感が残る。

ウクライナ軍が本格的に始めたとみられる占領地の奪還作戦について米CNNは31日、作戦の目標を控えめにするよう米国政府がウクライナ側に促していると報じた。部隊の展開を広げすぎて反撃に対応できず、途中で立ち往生する事態を懸念している。

ウクライナ軍は冬の到来で戦線が膠着すれば、ロシアが占領地の「ロシア化」を進めると懸念している。まずは南部ヘルソン州を奪還し、国内外に向けて戦局の好転を強調したい考えだ。

ロシア軍によるウクライナ侵攻の勢いは以前より弱まっているとの見方が一部に出ているが、ドイツ連邦軍のツォルン総監はロシア軍の弾薬が枯渇することは当面ないとの見解を示した。ロイター通信の取材で述べた。ウクライナ軍は弾薬庫を重点的に攻撃しているが、ロシア軍は依然大量の弾薬を持っていると強調した。

ツォルン氏は「ロシア軍の弾薬には古くて精度が低いものも含まれており、民間のインフラ施設に大規模な破壊を引き起こしている」と語った。1日に4万~6万発の砲弾を撃っているとみられるという。「ロシア軍が戦線を広げる能力を過小評価してはならない」と指摘し、別の地域で戦闘を始める余力を残していると分析した。

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