Windows11、10月5日から一般提供 無償更新可能に

【シリコンバレー=佐藤浩実】米マイクロソフトは8月31日、パソコンやタブレット端末向けの新基本ソフト(OS)「Windows11(ウィンドウズ11)」の一般向け提供を10月5日に始めると発表した。CPU(中央演算処理装置)の性能など一定条件を満たせば、現行OSを搭載する端末の利用者は無料で更新できるようになる。
ウィンドウズの大幅刷新は約6年ぶりとなる。マイクロソフトは6月に新OSを発表し、希望者に「プレビュー版」を提供してきた。
チャットアプリの「Teams(チームズ)」などクラウドサービスとの連携を強めたほか、パソコンでゲームを遊ぶための性能を高めたのが特徴だ。発表時の目玉の一つだった「アンドロイド」向けアプリの配信に関しては順次、対応を進めるという。
一方、マイクロソフトは現行OS「ウィンドウズ10」のサポートを2025年10月まで続ける方針も示している。企業では現行OSを使い続ける動きも多いとみられ、本格的な移行には数年かかる見通しだ。
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