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米農家の作付け、肥料高騰でトウモロコシが減 22年調査

【シカゴ=野毛洋子】米農務省が31日発表した農家の作付け意向調査によると、2022年のトウモロコシの作付面積は8949万エーカーと前年比4%減る見通しだ。一方で大豆は9096万エーカーと4%増え、実現すれば過去最高になる。肥料価格の高騰で、肥料を多く使うトウモロコシの作付けを減らし、肥料が少なくてすむ大豆を増やす農家が増えた。

トウモロコシの作付面積はロイター通信のアナリスト予想平均(9200万エーカー)を大幅に下回った。大豆は予想平均の8873万エーカーを上回った。

小麦の作付面積は4735万エーカーと前年比1%増えるものの、過去5番目の低水準にとどまる。米農務省が同日発表した小麦の四半期在庫は10億2000万ブッシェルと前年から22%減り、08年以来の低水準となった。

発表を受け、国際指標であるシカゴ市場でトウモロコシが買われ、大豆が売られた。トウモロコシは主産地であるウクライナの減産に加え、米国の作付け減により供給不足が深刻になると警戒された。ウクライナは世界輸出の14%を占めるが「戦禍にあって春の作付けが進むとは考えにくい。世界在庫が低水準で推移するなか、北南米産地を悪天候が見舞えば過去最高値をつける可能性もある」(シカゴの穀物ブローカー、ロビンソン・AGマーケティングのクリス・ロビンソン氏)。

農家の意向調査は米農務省が毎年3月に実施し、その年の生産動向を占う上での基準数値になる。今年はウクライナ情勢の影響で穀物の供給不足が警戒されている。作付けは主産地である米国の生産を左右するため、例年以上に市場関係者の注目を集めていた。今年は2月26日から3月19日にかけて7万3000の米農家を対象に調査した。

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