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米国務長官、台湾問題で懸念表明 中国外相に

(更新)

【ローマ=坂口幸裕、北京=羽田野主】ブリンケン米国務長官は31日、ローマ市内で中国の王毅(ワン・イー)国務委員兼外相と会談した。国務省によると、ブリンケン氏は台湾周辺や東シナ海・南シナ海などでの中国の覇権主義的な行動に懸念を表明した。一方で両国が「競争の管理」に向け、意思疎通を維持する重要性も伝えた。

ブリンケン氏は会談で「国際的なルールに基づく秩序を損ない、米国や同盟国の利益や価値観に反する」と伝達した。新疆ウイグル自治区や香港の人権侵害についても言及した。米国が重視する気候変動対策のほか、北朝鮮やイラン、ミャンマーなどへの対応での協力も確認した。

中国外務省によると、王氏は「台湾問題は中米間で最も敏感な問題だ」と指摘した。そのうえで「処理を誤れば、中米関係に転覆的で全体的な破壊をもたらす恐れがある」とまで語った。

同氏は「米国側は世界規模で中国に圧力を加える様々なサークルをつくり、さらには多くの中小国に圧力を加えている」と批判した。ブリンケン氏と同じく、対話を継続していく必要があるとの認識も示した。

会談開始時には、王氏が握手をするために手を差し出したが、ブリンケン氏は手を取らなかった。両氏の会談は、年内に実施予定のバイデン大統領と習近平(シー・ジンピン)国家主席によるオンライン協議の地ならしといえる。ただ今回の会談後も具体的な日程は公表されていない。

米中高官の対面形式での接触は、10月上旬にサリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)と中国外交担当トップの楊潔篪(ヤン・ジエチー)共産党政治局員がスイスのチューリヒで会談して以来だ。

ブリンケン氏は30~31日にイタリアで開いた20カ国・地域首脳会議(G20サミット)に出席したバイデン大統領に随行してローマを訪れた。王氏はオンライン形式のみで参加した習氏の代理として現地入りした。

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