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トランプ前大統領、4日にも出頭 米報道

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【ワシントン=芦塚智子】トランプ前米大統領は東部ニューヨーク州の大陪審による起訴をうけ、4月4日にニューヨーク・マンハッタン地区の裁判所に出頭する見通しだ。大統領経験者の起訴という前例のない事態だけに、出頭時の警備や手続きにも異例の措置が取られる可能性が高い。

捜査を指揮するマンハッタン地区検察のアルビン・ブラッグ検事(民主党)の広報担当者は30日の声明で、起訴に関する罪状認否のための出頭について前大統領の弁護士と連絡を取ったことを明らかにした。日時は発表していないが、米メディアは4月4日に出頭予定と報じている。

前大統領は南部フロリダ州の邸宅からニューヨークまで航空機で移動するとみられる。米メディアによると、出頭後は一般の被告人と同様に写真撮影と指紋採取を受ける。前大統領の弁護士タコピナ氏は31日、米メディアに「出頭する際に手錠はかけられない」と語った。大統領警護隊(シークレットサービス)が終始警護にあたる。

裁判官の前での罪状認否の際に起訴状の内容が公表される。米メディアは、数十件の罪に問われるとの関係者の話を伝えている。ニューヨーク州では暴力的な重罪以外の容疑では保釈金を要求されないため、前大統領は裁判所への出廷などを誓約するだけで釈放される見込みだ。前大統領が無罪を主張するのはほぼ確実で、弁護士が起訴の棄却を求めることもあり得る。実際に裁判が始まるまでには数カ月以上かかるとみられている。

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