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メキシコ4~6月GDP、19.6%増 米向け製造が堅調

【メキシコシティ=宮本英威】メキシコの国立統計地理情報院(INEGI)が30日発表した2021年4~6月期の実質国内総生産(GDP)は、前年同期比で19.6%増(速報値)だった。19年4~6月期以来のプラス成長となった。主要輸出先の米国経済が回復しているのを受け、製造業を中心に持ち直している。

メキシコは新型コロナウイルスの感染が広がる前から厳しい経済状況で、21年1~3月期までは7四半期連続でマイナス成長だった。1年前の20年4~6月期は新型コロナの打撃が最も大きく18.7%減だったが、1年後にその分を取り戻した形だ。

21年4~6月期の分野別は製造業や鉱業などの第2次産業が28.2%増と、最も伸びが大きかった。農業などの第1次産業は6.8%増、金融・サービス業などの第3次産業が17%増だった。

前の四半期比では1.5%増となった。4四半期連続でのプラス成長を確保した。

メキシコの製造業の主力である自動車生産は1~6月累計で159万5701台と、前年同期を32%上回った。世界的な半導体不足の影響は残っているものの、堅調に推移している。

食品・日用品世界大手の英ユニリーバは1日、メキシコで今後4年間に55億ペソ(約300億円)を投資すると発表した。4工場を拡張して、3000人を新規雇用する。現地法人のエクリサート社長は「今後3年で輸出が200億ペソ増える」と展望した。

国際通貨基金(IMF)は27日、メキシコの21年の実質経済成長率見通しを6.3%と、1.3ポイント上方修正した。ロペスオブラドール大統領は、北米自由貿易協定(NAFTA)に代わる「USMCA(米国・メキシコ・カナダ協定)の締結が輸出や投資の伸びにつながっている」と述べ、当面の経済状況に自信を示す。

ただ足元では、新型コロナの感染が再拡大している。29日には1日の新規感染者数が1万9223人となった。4~6月期は感染の増加が落ち着いていたためにサービス業の回復につながったが、先行きの持続性には懸念がある。

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