/

バイデン氏、湾岸産油国に増産促す 7月のサウジ訪問で

【マドリード=坂口幸裕】バイデン米大統領は30日、訪問先のスペインの首都マドリードで記者会見し、7月中旬にサウジアラビアを訪れて湾岸のアラブ諸国で構成する湾岸協力会議(GCC)首脳会議に出席し、各国に原油の増産を求める意向を示した。政権の最優先課題となっている原油価格の高騰によるインフレを和らげる狙いがある。

バイデン氏は7月13~16日にイスラエル、パレスチナ、サウジを訪れる。記者会見では「一般論として原油を増産すべきだ。湾岸諸国が増産に踏み切るのを期待している」と話した。サウジではサルマン国王、ムハンマド皇太子と面会すると明言した。

バイデン政権は2021年2月、18年に起きたサウジの著名ジャーナリスト殺害事件にムハンマド氏が関与したと結論づけた。これをきっかけに両国関係は冷え込んでいる。

中東歴訪の狙いについては「イスラエルが中東に深く溶け込めるようにすることだ。安全保障にとっても良いことだ」と述べた。

バイデン氏は北大西洋条約機構(NATO)首脳会議のため6月28~30日にスペインを訪れていた。「NATOはこれまで以上に団結している。 フィンランドとスウェーデンが加わることでこれまで以上に強くなる」と語った。同会議は29日、フィンランドとスウェーデンが加盟することで合意した。

北大西洋条約の第5条はNATO加盟国が武力攻撃を受けた場合、全加盟国への攻撃とみなして反撃する集団安全保障の原則だ。加盟国への攻撃をためらわせる狙いがある。「ひとつの国への攻撃は全加盟国への攻撃だ。我々はNATOの領土を隅々まで守り抜く」と強調した。

首脳会議には米欧のNATO加盟国だけでなく、日本や韓国なども参加した。バイデン氏は「大西洋と太平洋の民主的同盟国とパートナーが集まった。中国を含む挑戦からルールに基づく秩序を守る」と訴えた。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

関連企業・業界

セレクション

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン