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米エクソン、4~6月の売上高2.1倍 「排出ゼロ」触れず

(更新)

【ニューヨーク=中山修志】米石油メジャーのエクソンモービルが30日発表した2021年4~6月期決算は、最終損益が46億ドル(約5100億円)の黒字(前年同期は10億ドルの赤字)だった。原油相場の上昇で売上高が前年同期の2.1倍の677億ドルに増加した。市場関係者が注目した「カーボンニュートラル」の計画には触れなかった。

最終黒字は2四半期連続。4~6月の石油販売価格が1バレル60~63ドルと前年同期の2.9倍に上昇し、天然ガス価格も約7割上がったことで採算が大幅に改善した。石油・天然ガスの生産量(石油換算)は同2%減の日量358万バレルだった。

エクソンは5月の株主総会で環境派のアクティビスト(物言う株主)との委任状争奪戦に敗れ、3人の取締役を受け入れた。総会後初の決算発表でダレン・ウッズ最高経営責任者(CEO)の発言に注目が集まった。

ウッズCEOは決算会見の冒頭、「新しい取締役と議論を重ね、いくつもの合意を見いだした」と述べたが、環境対策の新たな目標や温暖化ガス排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラル計画には触れなかった。アナリストから「株主価値を高めるために新しい考えはあるか」と問われたが、炭素回収や水素技術の活用など従来の説明を繰り返した。

30日の米株式市場でエクソンの株価は横ばい圏で始まったが、決算会見の間に2%下落した。

同日発表した米同業シェブロンの4~6月期決算は、最終損益が30億ドルの黒字(前年同期は82億ドルの赤字)だった。米シェール大手ノーブル・エナジーの買収効果もあり、売上高が前年同期の2.3倍に増加した。市況の改善に伴い、年間20億~30億ドル規模の自社株買いを再開する方針を明らかにした。

米原油先物指標のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)は20年4月に史上初のマイナス値をつけた後に反発し、今年7月初旬に1バレル約77ドルまで上昇した。主要産油国でつくる「OPECプラス」で協調減産の縮小が続くとの見方から、足元は70ドル台前半で推移している。

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