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安保理、北朝鮮ミサイルで緊急会合 声明合意できず

国連の安全保障理事会は30日、北朝鮮のミサイル発射を受け非公開の緊急会合を開いた=国連提供

【ニューヨーク=吉田圭織】国連の安全保障理事会は30日、北朝鮮による2発の弾道ミサイル発射について非公開の緊急会合を開いた。会合は英国とフランスを含む欧州の5カ国の理事国が要請した。全ての理事国は北朝鮮との対話と交渉を促したが、安保理として声明を出せなかった。

安保理として一致した対応は中国とロシアの反対で難しいと考えられていた。ロシアのポリャンスキー次席大使は会合前に開いた記者会見で「(北朝鮮を巡る)憂慮すべき不穏な動きもあるが、今はまだ状況を評価する時であり、行動をとる時ではない」との考えを示した。

フランスのドリビエール国連大使は会合終了後にツイッターで「今日の安保理会合で北朝鮮による直近の弾道ミサイル発射は決議違反だと改めて指摘した」と投稿した。同時に「北朝鮮の核・ミサイル開発は国際平和と安定に対する重大な脅威だ」と批判した。

安保理外交筋によると、26日に開かれた安保理の北朝鮮制裁委員会の会合に続き、今回も理事国の大半が発射を安保理の決議違反として非難した。会合では「理事国の多くは北朝鮮の行動は同国の人権と人道状況を悪化させていることも強調した」という。ただ、ミサイル発射を受けて26日にも会合を開催したため、「いくつかの理事国は会合の必要性に疑問を示し、声明を出すべきか意見の違いもあった」と述べた。

安保理の北朝鮮制裁委員会の議長国を務めるノルウェーは同国の国連代表部のツイッターで「北朝鮮政府に対し安保理の決議を守り、非核化に向けた具体的な措置を取り、国際社会と有意義な対話に入るよう呼びかける」と投稿した。共に会合を要請したアイルランドとエストニアの国連代表部もツイッターに投稿し、北朝鮮に挑発をやめるよう呼びかけた。

国連のドゥジャリク事務総長報道官は定例の記者会見で北朝鮮について「朝鮮半島の平和と安定に向けて関係国との外交を再開することが重要だ」と話し、「外交は持続可能で長期にわたる完全で検証可能な非核化を可能とする唯一の経路だ」と訴えた。

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