/

カナダ、空港でPCR検査義務づけ 隔離に16万円自己負担

カナダのトルドー首相は入国時の検査と隔離の義務化で新型コロナの感染拡大を食い止める=ロイター

【ニューヨーク=白岩ひおな】カナダ政府は29日、カナダに入国する全渡航者を対象に空港での新型コロナウイルスのPCR検査を義務づけると発表した。渡航者は結果が出るまで政府の認めたホテルに隔離され、最大3日間待機する。約2000カナダドル(約16万円)の費用は自己負担となる。メキシコとカリブ諸国への航空便運航も4月まで停止する。複数の州で感染力が高い変異種が確認されており、規制を強化する。

トルドー首相は29日の記者会見で「変異種による地域への急速な感染拡大を防ぐためにあらゆる対策を講じなければならない」と述べ、今後数週間のうちに義務化を進めると明らかにした。空港の検査で陽性が判明した場合は直ちに政府の指定施設で隔離され、変異種に感染していないかどうかを確認する。陰性の場合でも自宅などで14日間の隔離が求められる。

カナダは7日以降、航空便による海外からの渡航者全員に搭乗前の72時間以内に受けたPCR検査の陰性証明を義務づけている。今回の発表で、到着時の検査が入国要件に追加されることになる。渡航のハードルを上げることで、変異種を含むコロナの感染拡大に歯止めをかけるねらいがありそうだ。

トルドー首相は空路だけでなく、陸路などでの入国についても同様の規制を導入する方針を明らかにした。陸路の旅行者についても越境時の陰性証明の提示が求められるようになるほか、追加の検査などの要件を今後数週間中に発表するとした。

航空各社はカナダ政府との合意に基づき、31日からメキシコとカリブ諸国への航空便の運航を取りやめる。期間は4月30日まで。現在すでに対象地域に滞在しているカナダ国民には、航空会社が復路便を調整するという。カナダ国内からの旅行需要が見込める地域への冬季の運航停止は航空会社にとって痛手だ。トルドー氏は航空会社への政府の財政援助については「協議が進行中だ」と語るにとどめた。

新型コロナ特集ページへ

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

新型コロナ

新型コロナウイルスの関連ニュースをこちらでまとめてお読みいただけます。

ワクチン・治療薬 休業・補償 ビジネス 国内 海外 感染状況

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

関連企業・業界

業界:

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン