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米国のイラン担当特使にマレー氏、核合意復帰目指す

オバマ米政権は2015年にイラン核合意を結んだ=ロイター

【ワシントン=中村亮】サキ米大統領報道官は29日の記者会見で、国務省のイラン担当の特別代表にロバート・マレー氏が就くと明らかにした。オバマ政権で中東や北アフリカを担当するホワイトハウスの調整官を務めた経歴がある。バイデン大統領が目指すイラン核合意への復帰に向け、交渉を仕切る。

マレー氏は核開発制限の国際的枠組み「イラン核合意」の交渉に深く関与した人物の一人だ。国務省当局者はマレー氏について「イランの核計画の制限に向けた交渉で功績がある」と評した。オバマ政権は2015年にイラン核合意を結んだが、トランプ政権は18年に離脱していた。

サリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)は29日、米シンクタンクのイベントで、イランが核合意の義務履行を相次いで停止したことを「増幅する核危機」と称して懸念を表明した。バイデン政権はイランが義務履行を再開すれば、核合意に復帰して同国への経済制裁を緩和する構えだ。米・イランの相互不信は根深く、米国の復帰に向けた交渉は時間がかかるとの見方が目立つ。

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