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米、ロシア併合なら「重大な代償」 侵攻後初の外相協議

(更新)

【ワシントン=坂口幸裕】ブリンケン米国務長官は29日の記者会見で、ロシアのラブロフ外相と同日に電話協議したと明らかにした。ロシアが実効支配するウクライナ領を併合する企てを認めないと明言し「計画を進めるならさらなる重大な代償を科す」と語った。両氏の対話は2月24日のロシアによるウクライナ侵攻後、初めてになる。

ロシアは東部や南部の占領地域で、通貨ルーブルの流通などを通じて「ロシア化」を進める。ウクライナの情報機関はロシアが併合を正当化するための住民投票を実施する準備を本格化させていると分析している。

ブリンケン氏は「プーチン大統領はできるだけ多くのウクライナ領を奪おうとしている。それは受け入れられない」と指摘し、計画を実行すれば追加制裁を含めた措置をとるとラブロフ氏に警告した。ロシアに責任を負わせるため、日本を含む同盟国やパートナーと緊密に連携すると訴えた。

電話協議ではラブロフ氏にロシアで拘束されている2人の米国人の解放を要求した。「米国が提示した実質的な提案を受け入れるよう迫った」と話した。釈放の可能性については「高くなったか低くなったか評価はできない」と述べるにとどめた。

ロシア当局は2018年12月にスパイ容疑で元米海兵隊員ポール・ウィラン氏、今年2月に大麻オイルを所持していた疑いで米女子プロバスケットボールのブリトニー・グライナー選手をそれぞれ拘束した。

米CNNによると、米政府はロシアの武器商人で米国で服役中のビクトル・バウト受刑者と2人を交換するよう申し入れた。

ロシアとウクライナはトルコと国連を仲介役として、ウクライナからの穀物輸出の再開で合意している。ブリンケン氏はラブロフ氏に「約束を果たすことを世界が期待している」と伝達。「できるだけ早くそれが前進するのを見たい」と強調した。

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