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モデルナのワクチン生産、3倍の30億回分に 世界に供給

(更新)

【ニューヨーク=野村優子】米バイオ製薬モデルナは29日、開発する新型コロナウイルスのワクチンについて、2022年の生産量が最大30億回分になる見通しを発表した。21年の生産量の3倍超にまで膨らむ見通しだ。世界的な需要増に対応し、供給拡大に向けた設備投資を加速する。

21年の生産見通しも、従来の7億~10億回分から8億~10億回分に上方修正した。ステファン・バンセル最高経営責任者(CEO)は「変異ウイルスが急速に拡大するなか、22~23年にかけて追加接種を含めた新型コロナワクチンの著しい需要は続くだろう」と述べた。モデルナは変異ウイルスに対応する追加接種ワクチンの開発を進めている。

生産委託先なども対象に設備投資を行い、米国や欧州の生産拠点を増強する。これにより、スイスの製薬大手ロンザの工場における原薬製造が2倍になるほか、スペインの委託先工場における充填や仕上げなどのペースが2倍以上に、モデルナの米工場における原薬製造も50%拡大する。仏製薬大手サノフィも生産支援を発表しており、最大2億回分供給することで合意した。

併せて、セ氏2~8度の冷蔵庫での保管期間が、従来の30日間から3カ月間まで延ばせる可能性があると公表した。ワクチンが扱いやすくなれば、より小規模の接種会場などでの使用が広がる。

モデルナ製ワクチンは、日本での承認が近く見込まれている。河野太郎規制改革相は29日、「5月の終わりの方にモデルナが承認される。あるいはアストラゼネカが承認される」と述べた。都道府県が開設する大規模な接種会場では、モデルナ製ワクチンが接種される見通しも示している。米国で同ワクチンは、すでに1億回以上接種されている。

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