米失業保険申請、55万件 3週連続で減少

【ワシントン=長沼亜紀】米労働省が29日発表した失業保険統計(季節調整済み)によると、18~24日の週間の新規申請数は55万3000件で、上方修正された前週の改定値から1万3000件減少した。3週連続の減少で、2020年3月中旬に新型コロナウイルスの感染拡大による経済封鎖が始まって以降の最低水準を更新した。

ダウ・ジョーンズまとめの市場予測(52万8000件程度)は上回った。経済再開で雇用回復が進んでおり、解雇者が減り始めている。
失業保険の総受給者数は、11~17日の週は366万人で、その前の週の改定値から9000人増えた。