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コロンビア大統領選、投票開始 左派優勢も決選投票か

【ボゴタ=宮本英威】南米コロンビアで29日、大統領選の投票が始まった。事前の世論調査では左派のグスタボ・ペトロ元ボゴタ市長(62)が首位に立っている。ただ当選に必要な過半数の得票には届かないとみられており、上位2人が6月19日の決選投票に進むとの見方が多い。

即日開票で同日夜(日本時間30日午前)には大勢が判明する見通しだ。調査会社Invamerが13~18日に実施した世論調査によると、ペトロ氏の支持率は40.6%で、中道右派のフェデリコ・グティエレス前メデジン市長(47)が27.1%、実業家のロドルフォ・エルナンデス前ブカラマンガ市長(77)は20.9%で続いている。

左翼ゲリラ出身のペトロ氏は内向きな経済政策を掲げ、環境問題を重視している。石油の新たな探査活動中止、歴代政権が重視してきた自由貿易協定(FTA)の見直し、富裕層への課税強化を主張する。2018年の前回選挙では決選投票で、現職で右派のドゥケ氏に敗退した。

ペトロ氏は29日朝、「希望とともにコロンビアの歴史を変えよう」とツイッターに投稿し、支持を呼びかけた。

ペトロ氏が当選した場合には、初めての左派政権となる。コロンビアは保守的で、南米では米国にとって最も親密な国と位置づけられる。中南米では左傾化が進んでおり、米国の影響力が一段と下がる可能性もある。

グティエレス氏は市場経済や自由貿易を重視する歴代政権を踏襲する立場だ。高速通信規格「5G」や道路網といったインフラ整備を進め、年5%の経済成長を目指す方針を示している。

グティエレス氏は28日、「コロンビアはひとつの家族だ。さらに団結していこう」とツイッターに投稿した。急進的なペトロ氏を批判する右派や中道の支持を広げたい考えだ。

選挙は現職ドゥケ氏の任期満了に伴い実施される。選挙には6人が立候補している。有権者は約3900万人。次期大統領は8月に就任する。

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