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Microsoft、日本で10月1日にクラウドゲーム iPhoneでも

東京ゲームショウ

【シリコンバレー=佐藤浩実】米マイクロソフトは30日、日本で10月1日からクラウドゲームのサービスを始めると発表した。「iPhone」を含むスマートフォンやパソコンで100種類以上のゲームを遊べるようにする。端末に依存しないサービスを強化し、専用機「Xbox」のシェアが低い日本市場で巻き返しをはかる。

遊び放題サービス「Xboxゲームパス」の上級プランの会員に対し、クラウドゲームもプレーできるようにする。日本ではスマホでの利用が多いとみて「ドラゴンクエストビルダーズ2」や「SCARLET NEXUS」「龍が如く7」など外付けのコントローラーがなくてもタッチ操作で遊べるゲームをそろえた。料金は月1100円で、iPhoneや「iPad」ではブラウザー経由で利用できる。

クラウドゲームはデータセンター側で演算処理を行う仕組みで、端末側の処理能力が乏しくても映像表現の豊かなゲームを楽しめるのが特徴だ。マイクロソフトは2020年に米国や欧州でサービスを始める一方、日本ではこれまで基本ソフト(OS)に「アンドロイド」を採用するスマホへの試験展開にとどまっていた。

様々な端末で利用できるサービスを始めることで、日本のゲーム市場での巻き返しを狙う。マイクロソフトはゲーム専用機の大手だが、ソニーグループの「プレイステーション」などが強い日本での台数シェアは1%に満たない。サービス開始に合わせ、かねて課題だったゲームの日本語対応も進めた。

クラウドゲームは将来のゲームの姿とされ、米国では数年前からグーグルなどIT大手の参入が相次いでいる。ただ有力作品の乏しさや通信遅延が課題となり、各社とも利用者数は期待ほど伸びていないもようだ。オランダの調査会社ニューズ―によると、20年のクラウドゲームの市場は6億6900万ドル(約750億円)だった。

マイクロソフトは「Fallout」で知られる米ベセスダ・ソフトワークスなど、傘下のゲーム会社の作品を発売間もなく配信できる点を売りにする。事業を率いるCVPのカリーム・チョードリー氏は日本経済新聞との取材で「専用機やパソコンゲームの代替ではなく、遊び方の選択肢の一つとしてクラウドゲームを位置づける」と述べた。ゲームをダウンロードする前に「試しに遊ぶ」といった使い方も想定しているという。

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