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中国軍高官と電話「緊張緩和が目的」 米軍トップが釈明

【ワシントン=中村亮】米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長は28日の公聴会で、中国軍高官に電話で「攻撃の意図はない」と伝えたとの報道について釈明した。「私の任務は緊張緩和だった」と語り、憲法が定める文民統制に反していないとの見解を示した。

上院軍事委員会の公聴会で証言し、関連資料を提出した。著名ジャーナリストのボブ・ウッドワード氏らの著作によると、ミリー氏はトランプ前政権の末期に中国軍高官と2回電話し、米国は安定しており、中国を攻撃する考えはないと伝えた。トランプ前大統領の命令に従わない意図があれば文民統制に反するとの見方が出ていた。

ミリー氏は「トランプ大統領が中国を攻撃する意図がないと確信していたし、国防長官から命じられた私の責務は中国にその考えを伝えることだった」と証言した。ミリー氏は電話協議について国防長官のスタッフらと調整を行っていたと説明し、極秘協議との報道を否定した。

電話協議を行った理由について、米国による攻撃が差し迫っていると中国が懸念しているとの情報が寄せられたためだと説明した。米中関係が悪化の一途をたどるなかでミリー氏は電話で偶発的衝突が起きるリスクを軽減する狙いがあったという。

著作によると、民主党のペロシ下院議長はミリー氏に電話で、トランプ氏が核攻撃を命じる可能性を懸念していると伝えた。電話後にミリー氏は米軍高官らを集め、核攻撃命令が下った場合の手続きを確認した。著作の内容が明らかになると、トランプ氏の命令に背く意図があったとの批判が相次いでいた。

ミリー氏は公聴会で核攻撃を行う際に「私は法律上では指揮系統に入っていない。しかし大統領の最も重要な軍事アドバイザーとして法律上の役割を果たすための連絡系統には入っている」と説明した。命令に背く意図はなかったと主張する発言だ。

「プロセスの変更や影響力の行使、権限の剝奪などを行う時間はなかったが、私が助言して大統領が十分な情報を持ち合わせていることを確実にしたいと思っている」とも説明した。

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