米政府高官「平和的抗議を支持」 中国のゼロコロナ巡り

【ワシントン=中村亮】米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は28日の記者会見で、中国で広がった新型コロナウイルス対策への抗議活動を巡り「平和的抗議の権利を支持する」と強調した。ロックダウン(都市封鎖)について「我々が支持する政策ではない」と述べた。
中国の主要都市で26~27日、新型コロナの感染を徹底的に封じ込める「ゼロコロナ」政策への抗議活動が相次いだ。カービー氏はバイデン米大統領が抗議活動の状況について説明を受けていると指摘した。「もちろん大統領は抗議活動に気を配っている」と触れた。
カービー氏は14日の米中首脳会談で新型コロナが議題になったと言及したが、中国のゼロコロナ政策について意見を交わしたかどうかは明らかにしなかった。

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