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米クアルコム65%増収 4~6月、半導体不足解消は22年

(更新)

【シリコンバレー=白岩ひおな】米クアルコムが28日発表した2021年4~6月期決算は、売上高が前年同期比65%増の80億6000万ドル(約8856億円)だった。ファクトセットの事前予想(54%増の75億3000万ドル)を上回った。高速通信規格「5G」関連の半導体の売り上げが全体をけん引した。同社は旺盛な需要に伴い、半導体不足の改善が22年にずれ込むとの見通しも示した。

純利益は2.4倍の20億2700万ドルだった。半導体販売部門の売上高は70%増の64億7200万ドル。5Gに欠かせない「RFフロントエンド」と呼ばれる半導体は2.1倍の9億5700万ドルで、最も伸びが大きかった。IoT機器向けと自動車向けはそれぞれ83%増えた。主力のスマートフォン向けは57%増だった。知財ライセンス部門の収入は43%増えた。

クリスチャーノ・アモン最高経営責任者(CEO)は「デジタル化のペースが加速するなかで、クアルコムの技術へのかつてない需要が生まれている」とした。外部メーカーへのチップ製造の委託を増やすなどで生産量を増やす努力を続けているが、依然として需要が供給を上回っていると指摘した。

半導体の供給逼迫をめぐり、アカシュ・パルキワラ最高財務責任者(CFO)は「22年の初めまでは制約を受ける」との見通しを明らかにした。生産能力拡大への投資が進めば「22年後半に入る頃には現在よりも状況が改善しているだろう」との考えを示した。同社は1~3月期の決算発表で、21年末までに供給状況は大きな改善を見込むとの考えを示していた。

7~9月期の売上高見通しは84億~92億ドルと、前年同期を0.6~10%上回ると予想する。業績が市場予想を上回ったため、同社の株価は時間外取引で一時3%上昇した。

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