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米軍新司令官、5月来日へ 台湾情勢や対中抑止協議

在日米軍を傘下に置く米インド太平洋軍の新司令官に30日就任するアキリーノ海軍大将が、5月後半に来日することが28日分かった。岸信夫防衛相や山崎幸二統合幕僚長らと会談し、中国による軍事圧力が露骨さを増す台湾情勢や対中抑止策を協議する。日本側は菅義偉首相との会談も調整する方向だ。複数の両政府関係者が明らかにした。

就任から間もない最初の日本訪問で、日米の連携や強固な同盟を示す。日本側との一連の会談で、沖縄県・尖閣諸島周辺で相次ぐ中国公船による領海侵入や、北朝鮮の核・ミサイル問題も話し合う。「自由で開かれたインド太平洋」構想の実現へ引き続き日米が協力する方針も確認する。

 アキリーノ氏(米海軍提供・共同)

台湾情勢は、菅首相とバイデン大統領による今月16日の日米首脳会談でも主要議題になった。米軍は中国が「6年以内」に台湾に軍事侵攻する可能性があるとの見方を示し、日本政府も自衛隊活動に関わる法運用の本格的な検討に入っている。

アキリーノ氏は3月の上院軍事委員会での指名公聴会で、中国による台湾軍事侵攻の可能性が「最大の懸念」だと指摘し、日本など同盟・友好国と連携してけん制する必要があると訴えた。

日本政府は台湾情勢に応じた自衛隊の役割について、安全保障関連法に基づく「重要影響事態」や「存立危機事態」、日本が直接攻撃される「武力攻撃事態」に該当するそれぞれの状況を整理し、必要な防衛力の強化を図る考え。実際の適用は中国に配慮し慎重に判断する方針で、日本側はこうした立場について米側の理解を求めるとみられる。

アキリーノ氏はFA18戦闘攻撃機のパイロットなどを経て、2018年5月から太平洋艦隊司令官。今月21日に上院がインド太平洋軍司令官の人事を承認した。(共同)

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