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アフガン、新たなテロ「可能性高く」 バイデン氏

(更新)

【ワシントン=中村亮】バイデン米大統領は28日の声明で、アフガニスタン情勢をめぐり「今後24~36時間でテロ攻撃がある可能性が高い」との見方を示した。過激派組織「イスラム国」(IS)系勢力に対して新たな空爆を行う構えを見せ、追加テロを強くけん制した。

バイデン氏は28日午前、安全保障担当高官からアフガン情勢について説明を受けた。声明で「現場はきわめて危険な状況が続き、空港に対するテロリストの脅威も引き続き高い」と指摘。米軍司令官から36時間以内に追加テロが起きる可能性が高いとの報告を受けたと明らかにした。

アフガンの首都カブールの国際空港周辺では26日、IS系の「ISホラサン州」による自爆テロがあり、米兵13人が犠牲になった。空港は米国人やアフガン人らの国外退避の拠点になっている。米軍は27日、アフガン東部のナンガルハル州でISホラサン州に対し、無人機で空爆を実施して幹部2人を殺害した。

バイデン氏は空爆に触れて「この攻撃が最後ではなかった。我々は凶悪な攻撃に関わった全ての者を追い詰めて代償を払わせていく」と強調した。ISホラサン州に追加攻撃を排除しない考えを示すものだ。「米国に害を及ぼしたり、米兵を攻撃したりすればいつでも対処する」とも警告した。

バイデン氏がISホラサン州を強くけん制するのは、米軍の撤収期限が31日に迫っているためでもある。米国防総省のカービー報道官は28日の記者会見で、米軍がカブールの空港からの撤収作業に着手したと明らかにした。撤収作業に入ると即応体制をとりにくくなり敵に隙を与えやすくなる。

米メディアによると、28日時点で米兵4000人程度が空港を活動を続けているとみられる。一時は約5800人が活動していた。日本を含めて各国の退避作業に残された時間は少なくなってきた。

米国務省は28日、約350人の米国民が国外退避を望んでいるが、いまだにアフガンに残っていると明らかにした。これとは別に約280人に対して出国の意向を問い合わせているという。

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