/

テスラのソーラーシティ買収巡る株主訴訟、マスク氏勝訴

【シリコンバレー=白石武志】米テスラによる太陽光発電ベンチャーの米ソーラーシティ買収をめぐる株主代表訴訟を扱う米東部デラウェア州の裁判所は27日、被告のイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)に有利な判決を下した。原告側は同氏が支配株主としてテスラ取締役会に不当に高い金額で買収を成立させるよう圧力をかけたと主張したが、同裁判所は「買収は完全に公正だった」と結論づけた。

デラウェア州衡平法裁判所の判事は27日付の判決文のなかで、テスラによる買収手続きは「完璧とは言いがたい」ものだったと述べた。両社に当時2割強を出資し、利益相反のおそれがあったマスク氏が「あるべき姿以上にプロセスに関与していた」とも指摘した。

その上で判事は「テスラ取締役会は買収を有意義に検討し、マスク氏が邪魔をすることはなかった」と認めた。総額26億ドル(当時の為替レートで約2660億円)の株式交換による買収について、「テスラは公正な価格を支払った」と結論づけた。

テスラが2016年に買収したソーラーシティはマスク氏の親族らが設立し、同氏も個人で約22%を出資していた。原告側は買収は倒産の可能性に直面していた同社を救済する目的だったと主張。テスラ株主に損害を与えたとして、マスク氏個人に買収に費やした金額をテスラに返済するよう求めていた。米メディアによると賠償額は20億ドル超に上る可能性があった。

日本経済新聞は原告側と被告側の双方の弁護士に判決についてコメントを求めたが、回答は得られていない。米メディアは原告側が控訴する見通しだと報じている。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

セレクション

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン