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ボーイングの1~3月、赤字1600億円 「777X」納入延期

(更新)

【ヒューストン=花房良祐】米航空機大手ボーイングが27日発表した2022年1~3月期決算は、最終損益が12億4200万ドル(約1600億円)の赤字だった。新型コロナウイルスの影響が尾を引き、赤字幅は前年同期(5億6100万ドルの最終赤字)から広がった。新型機「777X」の生産を一時中止し、初号機の納入時期を25年に延期したことも明らかにした。

売上高は前年同期比8%減の139億9100万ドルにとどまり、市場予想の160億ドルを下回った。小型機「737MAX」の出荷ペースが計画を下回ったことなどが響いた。

新たな主力として期待される777Xについては、開発が難航したことで23年まで生産を一時中止する。従来は23年中に初号機を納入する計画だったが、当局からの安全認証の取得に時間がかかっている。生産延期に伴い、22年4~6月以降に15億ドルの追加コストを計上する。

777Xは約400人乗りで炭素繊維を使用するなどして軽量化し、燃費性能を高めた。生産を終了するジャンボ機「747」にかわる次期大型機として開発を進めていた。三菱重工業など日本企業が約2割の部材を供給するだけに、生産延期の影響が及びそうだ。

一方、製造品質の問題が多発している中型機「787」については、納入再開が近づいているとの見方を示した。20年秋以降、ほとんど出荷できていないが、米連邦航空局(FAA)に品質改善計画を提出したという。

ロイター通信によると、ボーイングは顧客である航空会社に22年後半にも納入を再開できるとの見通しを伝えた。これまでに787の納入遅延で20億ドルの追加コストが発生すると明らかにしており、22年1~3月期はこのうち3億1200万ドルを計上した。

大統領専用機と空軍向けの訓練機の製造が遅れ、合計で約10億ドルの関連損失も計上した。世界的な部品供給の逼迫やインフレなどの影響を受けた。

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