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米のコロナ感染者数、公表値の2倍超も 大学推計

(更新)
米国の感染者数が過小報告されている可能性がでている=ロイター

【ニューヨーク=野村優子】米国で新型コロナウイルスの感染者数が過少報告されているとの懸念がでている。米ワシントン大学が発表した論文によると、米国の感染者数のうち約60%が把握されておらず、実際の感染者数は公式集計の2倍超に上る可能性があるという。

論文は学術誌「米国科学アカデミー紀要(PNAS)」に掲載された。新型コロナの感染者数、死者数、検査件数などのデータを基に、独自の統計モデルを作成して算出した。その推計によると、3月初旬までに米人口の2割にあたる6500万人が新型コロナに感染したという。米疾病対策センター(CDC)によると同期間に把握された感染者数は約2900万人で、推計はこれの2倍超にあたる。

感染した全ての人が検査を受けることはないため、検査により陽性が確認された数と、実際の感染者数は大きく異なると指摘した。特に2020年前半など感染拡大の初期において、検査能力が感染スピードに追いついかず大きなズレが生じたとみている。これをもとに感染者の約2.3人に1人が検査により感染が確認されたとして、感染者の6割が報告されていないと予測した。

CDCによると、26日時点の累計感染者数は3441万人で、3月初旬までの推計の感染者数(6500万人)はこれも大きく上回る。論文を執筆したワシントン大で統計学を専攻するニコラス・アイロンズ氏と同大のエイドリアン・ラフタリー教授は、「米国が感染だけで集団免疫に到達するのは程遠く、積極的なワクチン接種が必要だ」と指摘している。

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