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ブラジル国営石油、CEOに経済省幹部 政府が影響力行使

【サンパウロ=宮本英威】ブラジルの国営石油会社ペトロブラスは27日、経済省幹部のカイオ・パエスジアンドラジ氏を最高経営責任者(CEO)に選出したと発表した。ボルソナロ大統領は同社による燃料価格の引き上げに不満を抱えている。人事への影響力を繰り返し行使して世論に「努力」をアピールしており、政権への支持につなげようとしている。

取締役会が多数決で決めた。ボルソナロ政権が推したパエスジアンドラジ氏の「就任日は未定」(同社)だが、任期は2023年4月13日までとなる。今年4月14日にCEOに就任したジョゼマウロ・コエリョ氏は6月20日に退任しており、探査と生産を担当する役員のフェルナンド・ボルジェス氏が暫定CEOに就いている。

ボルソナロ氏は今年10月の大統領選で再選を目指しており、加速するインフレの抑制に躍起になっている。燃料価格は国民に身近で投票行動にも結びつきやすい。ペトロブラスは17日、ガソリンの出荷価格を5.18%、軽油を14.26%引き上げると発表していた。声明で「国際的な価格変動があった場合に、当社は市場価格との差を詰める必要がある」と説明した。

新たにCEOに就くパエスジアンドラジ氏はもともとは起業家だ。IT(情報技術)や不動産、農業の分野で、20件以上のM&A(合併・買収)を経験している。これまでは経済省で政府のデジタル化を担当している。

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