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NY州、医療従事者の不足深刻 ワクチン義務化を受け

(更新)
ニューヨーク州の医療機関は、ワクチン接種の義務付けに伴い人手不足に直面している=ロイター

【ニューヨーク=野村優子】米ニューヨーク州が医療従事者に対する新型コロナウイルスワクチンの接種義務化に伴い、人手不足に直面している。未接種者は勤務できなくなるが、米メディアによると1万人以上が未接種となっている。多くの州や企業などでワクチン接種の義務付けが広がるなか、同様の混乱が広がる恐れがある。

ニューヨーク州は8月中旬、医療従事者に対してワクチン接種を義務付けると発表し、27日までに少なくとも1回のワクチン接種をする必要があった。22日時点でニューヨーク州の医療従事者のうち84%がワクチン接種を完了したというものの、いまだ1万人以上が未接種という。

ニューヨーク北部にある医療機関ルイス・カウンティー・ヘルス・システムは25日から、人手不足に伴い出産の受け入れを一時停止した。ワクチン接種を拒否した医療スタッフら40人超が退職したほか、いまだ複数人が未接種という。同州最大の医療機関ノースウェル・ヘルスは米紙ニューヨーク・タイムズに対して、ワクチン接種を拒否した数千人もの従業員を解雇しなければならない可能性があると述べた。

ニューヨーク州のキャシー・ホークル知事は25日、医療従事者の不足に対応するために緊急事態宣言を検討していることを明らかにした。これにより、他の州や国から資格を持つ医療従事者や医学部卒業生、退職者などを招集できるようになるという。ホークル知事は「人手不足の状況を注視しており、医療従事者を増やし、病院や医療施設の負担を軽減するための計画を準備している」と述べた。州兵などの招集も検討しているという。

こうした混乱は、全米で広がる可能性が高まっている。米国ではオレゴン州やメーン州、ワシントン特別区などでも医療従事者の接種が義務付けられている。カリフォルニア州やニュージャージー州では、接種しない場合に定期的な検査が求められる。

ニューヨーク市では公立校の全教職員にワクチン接種が義務付けられ、医療従事者と同様に27日までに少なくとも1回接種を終える必要があった。教師のほか校長、事務職員、校務員を含む約14万8000人が対象になっていた。ただ、連邦裁判所が24日、同市の教職員に対するワクチン義務付けの差し止めを認めたことで、この措置は一時停止となっている。

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