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ボーイング赤字1.2兆円 20年通期、大型機の開発遅れ

(更新)
大型機「777X」の開発の遅れによる損失を計上した=AP

【ニューヨーク=中山修志】米ボーイングが27日発表した2020年12月期決算は118億ドル(約1兆2300億円)の最終赤字だった。前の期の6億ドルから赤字幅が拡大した。大型機「777X」の開発の遅れに伴う損失計上が響いた。新型コロナウイルス危機による注文キャンセルなどで商用機の出荷は前の期から59%減少した。

777Xは21年中の出荷開始を予定していたが、航空当局が承認手続きを厳格化したことや、新型コロナによる需要低迷を受けて初出荷が23年後半にずれ込む見通し。これに伴い10~12月期に65億ドルの税引き前費用を計上した。

売上高は同24%減の581億ドルだった。商用機の出荷が19年比59%減の157機にとどまり、注文のキャンセルや見直しを差し引いた受注は1194機の純減となった。

10~12月期は売上高が前年同期比15%減の153億ドル、最終損益は84億ドルの赤字だった。新型コロナに伴う納期の延期などで商用機部門の売上高が37%減少した。世界的な旅客便の減便により保守サービス部門の売上高も20%減った。

2度の墜落事故を起こした小型機「737MAX」は20年11月に米連邦航空局(FAA)から運航再開が認められ、1年9カ月ぶりに出荷を再開した。デビッド・カルホーン最高経営責任者(CEO)は「21年も新型コロナの影響が続くが、安全性と透明性を重視して事業を変革し、信頼を取り戻す」と述べた。

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