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Amazon、コロナ検査キットを自社開発 従業員ら対象

【シリコンバレー=白石武志】米アマゾン・ドット・コムが開発した新型コロナウイルスのPCR検査キットが米食品医薬品局(FDA)から緊急承認を得たことが26日、明らかになった。医療従事者が立ち会わない家庭でも検体を採取できるようにしたのが特徴で、物流施設などで働く従業員らを対象とする定期検査をより迅速にする狙いだ。

FDAの開示資料によると、今回承認を受けた検査キットは綿棒を使って鼻腔(びくう)のぬぐい液を採取するタイプで、アマゾン子会社が社内の定期検査向けに既存の製品を改良し開発した。医療機関の承認を前提に従業員らに配布する。インターネット上で本人確認するほか、動画などを使って適切な方法を指示する手順も用意した。

検体を採取した綿棒はチューブ内に密封した上で専用のバッグに入れ、24時間以内に従業員が自らアマゾンが指定する収集箱に提出する。PCR検査はアマゾン子会社が指定する施設で行い、結果は従業員向けのポータル(玄関)サイトなどで通知する。陽性反応があった場合には自宅待機を指示する。

アマゾンでは新型コロナの感染拡大局面でも物流施設や小売店の営業を続けたことで、一部の従業員からは職場感染を懸念する声が上がっている。ジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)は2020年4月に全従業員を対象とする定期検査を導入する方針を表明。カリフォルニア州などに構築した自前の検査施設ではこれまでに100万回を超える検査を処理している。

ただ、同社の世界の従業員数は20年末時点で約130万人に上り、在宅勤務などでオフィスに通わないケースも増えている。家庭でも使える検査キットを自ら開発することで、従業員らがより手軽に検査を受けられる環境を整える狙いとみられる。FDAの開示資料では、アマゾンが開発した検査キットを一般消費者に提供する計画かどうかは触れていない。

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