米スターバックス4~6月、売上高78%増
【ニューヨーク=河内真帆】米スターバックスが27日発表した2021年4~6月期決算は最終損益が11億5300万ドル(約1265億円)の黒字となった。前年同期は新型コロナウイルス感染拡大で全世界で店舗閉鎖に追い込まれ6億7800万ドルの赤字だった。
売上高は78%増の74億9600万ドルだった。既存店売上高は73%増。猛暑が追い風となりアイスコーヒーなど冷たい飲み物が飲料品売り上げの約4分の3を占めた。主力市場の米国の既存店売上高が83%増と伸びを主導した。
海外の既存店売上高は41%増。来店客数が55%増えた。米国に次ぐ第2の主力市場である中国の既存店売上高は19%増だった。出店数は中国での税制改正や旅行規制を受けやや鈍化したものの継続し4~6月期までに5000店に達した。22年9月末までに6000店に拡大する計画だ。
同社は21年9月通期の売上高予測を従来の17~22%増から21~22%増に修正した。