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月面で自動運転 米GMとロッキード、次世代探査船開発

月面の長距離移動を可能にする次世代の探査船を開発する

【ニューヨーク=大島有美子】米軍需大手ロッキード・マーチンと自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)は26日、宇宙飛行士が月面で移動する有人の月探査船の開発で協業すると発表した。米航空宇宙局(NASA)が計画する有人探査計画「アルテミス」での採用を目指す。自動運転など最新の技術を採用する。

次世代探査船には、GMの自動運転や電気自動車のバッテリー技術を使うことで、月での移動をより安全かつ効率的にする。ロッキード・マーチンの宇宙開発関連の担当者は「移動手段は、長期間の月面探査を実現する上で不可欠だ。次世代探査船は飛行士の行動範囲を劇的に広げ、月の調査に役立つだろう」と強調した。

声明によると、1969年に人類が初めて月に着陸した米国の「アポロ計画」の際は、着陸場所から移動できた距離は7.6キロメートルだったという。より月面を自由に移動できる探査船を開発することで、月の南極などの探査に役立つと強調する。

月は資源開発の観点からも注目を集めている。特に南極は水がまとまって存在する可能性が高いとされる。十分な水が確保できれば、月を拠点に火星などより遠い天体の探査につながる。2000年以降、中国が月探査に力を入れており、20年12月には探査機が月の石などを持ち帰った。

NASAは24年、アポロ計画以来となる宇宙飛行士の月着陸を目指している。4月には飛行士を月面に送る着陸船の開発企業に、起業家イーロン・マスク氏が設立した米スペースXを選んだと発表した。月周回軌道と月面を行き来させるもので、月周回軌道まで人を届ける新型宇宙船「オリオン」などはNASAが主体で開発している。米国は官民の総力を挙げて取り組みを進める。

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