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ロシア、行き場失う天然ガスを焼却か 環境への影響懸念

【ロンドン=時事】英BBCは26日、世界的にエネルギー価格が高騰する中、ロシアが行き場を失った大量の天然ガスを焼却していると報じた。専門家からは、環境への影響を指摘する声も上がっている。

BBCによると、フィンランドとの国境に近いポルトバヤにある液化天然ガス(LNG)プラントでは、推定434万立方メートルのガスが毎日燃やされているという。ポルトバヤにはロシアとドイツを結ぶガス輸送パイプライン「ノルドストリーム」の関連施設がある。

ロシアのウクライナ侵攻を受け、欧州諸国はロシア産ガスへの依存度を引き下げ、ロシアはノルドストリーム経由でのドイツへのガス供給量を大幅に削減している。ドイツのベルガー駐英大使はBBCに対し、「ロシアは他にガスを売るところがなく、燃やすしかないのだ」と述べた。

一方、科学者らは、焼却に伴い大量発生する二酸化炭素(CO2)やすすによる環境への悪影響を懸念している。特に、天然ガスが不完全燃焼して発生するすすが北極海の雪や氷にたい積すると、融解が加速するという。

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