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ボーイング、10~12月最終赤字 「787」で追加コスト

【ヒューストン=花房良祐】米航空機大手ボーイングは26日発表した2021年10~12月期の決算で、中型機「787」の生産と納入が滞っているために55億ドル(約6300億円)の追加コストがかかると発表した。最終損益は41億6400万ドルの赤字(前年同期は84億3900万ドルの赤字)だった。

売上高は前年同期比3%減の147億9300万ドルだった。新型コロナウイルスの感染拡大で国際線の旅客需要が回復していないことも響いた。

787は胴体の接合部などに問題があるとして米連邦航空局(FAA)が対策を求めており、20年後半から納入が遅れている。ボーイングは21年10~12月、航空会社へ支払う遅延金で35億ドルを計上した。このほかに生産の改善に伴うコストが23年末までに合計20億ドルかかることも明らかにした。

787を運航するアメリカン航空は20日の決算説明会で、納入再開が22年4月中旬になるとの見通しを示した。787の生産には三菱重工業川崎重工業などが参画しており、日本の航空産業に与える影響は大きい。

一方、ボーイングの21年10~12月のフリーキャッシュフロー(純現金収支)は4億9400万ドルとなり、2019年以来のプラスに転換した。2度の墜落事故があった小型機「737MAX」の出荷を20年末に再開したことが寄与した。ボーイングのデビッド・カルホーン最高経営責任者(CEO)は26日、アナリスト向けの説明会で「21年は再建の年となった」と述べた。

21年12月期の通期業績は売上高が前年比7%増の622億8600万ドル、最終赤字が42億9000万ドル(前年は119億4100万ドルの赤字)だった。

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