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米当局、ファイザー製ワクチン「一般冷凍可能」 配送容易に

(更新)
米ファイザーのワクチンを取り扱う医療関係者=ロイター

【ニューヨーク=西邨紘子】米食品医薬品局(FDA)は26日、米ファイザーと独ビオンテックが共同開発した新型コロナワクチンの輸送・保存条件を緩和した。従来は超低温冷凍が必要だったが、薬局などで一般に使われる冷凍庫で2週間まで保管できるようになる。特殊な冷凍設備がない場所にもこのワクチンを配布しやすくなる。

ファイザーのワクチンはこれまで、流通・管理にセ氏マイナス60~同80度での保存が必要で、解凍後は2~8度の冷蔵庫で5日間まで保管できるとしていた。ファイザーは、解凍前の状態であれば、このワクチンをマイナス15度から同25度で2週間まで安定した状態で輸送・保管できるとのデータをまとめ、FDAに対して緊急使用に関するファクトシートの変更を申請していた。

米国では2月中旬から、大手薬局チェーンなどでのワクチン接種が始まった。ファイザーとビオンテックのワクチンは2回接種が必要だが、直近では1回のみの接種でも高い予防効果が得られるとの研究結果も出ている。

米国では昨年12月からファイザー製ワクチンの接種が始まった。同社は社内で保管温度などに関する研究やデータの解析を進め、問題のない範囲で条件を緩め接種のペースを速める狙いとみられる。

米イーライ・リリーは26日、米政府と2億1000万ドル(約222億円)でのコロナ抗体薬の追加購入契約で同意したと発表した。3月末までに10万回分を納入する。

今回契約したのは抗体薬バムラニビマブとエテセビマブの併用療法。9日に、軽度から中度の症状がある高リスクの患者向けに、重症化を避けるために使う治療薬としてFDAから緊急使用の承認を受けていた。米政府とはこれまでに、バムラニビマブの単独使用で145万回分の購入契約があったが、この薬だけでは変異ウイルスに効かない可能性も指摘されていた。

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