4月の米消費者信頼感指数、わずかに低下 見通しは改善

【ワシントン=長沼亜紀】米調査会社コンファレンス・ボードが26日発表した4月の消費者信頼感指数は107.3(1985年=100)で、前月の改定値から0.3ポイント低下した。ダウ・ジョーンズまとめの市場予測(108.5程度)を下回った。
「現在の景況」は152.6で1.2ポイント低下した。一方「短期の見通し」は77.2で0.5ポイント上昇した。ガソリン急騰やウクライナ戦争にもかかわらず悪化を免れた。
コンファレンス・ボードのエコノミストは、「現在の景況」が下がったものの依然高いため、4~6月期前半は景気拡大が持続すると予測した。
3月に過去最高に達したインフレ懸念は4月はやややわらぎ、自動車や大型家電などの購入計画はわずかに上向いた。ただし「高インフレとウクライナ戦争が引き続き消費者景況感の下振れリスクで、一段と消費を減らす可能性がある」と指摘した。
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