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バイデン氏「欧州防衛は神聖な義務」 ポーランドで会談

(更新)

【ワルシャワ=中村亮】バイデン米大統領は26日、ワルシャワでポーランドのドゥダ大統領と会談した。米国による欧州防衛への関与について「神聖な義務だ」と言明し、ロシアを抑止する姿勢を鮮明にした。ウクライナからの難民を支援する方針も重ねて伝えた。

バイデン氏は北大西洋条約機構(NATO)による集団的自衛権の行使を定めた北大西洋条約第5条の履行を繰り返し強調した。「米国が世界の別の地域で役割を果たせるかどうかは欧州の結束や安全保障にかかっている」と話した。欧州の安定がインド太平洋地域での中国への対抗に向けても必要だと訴える発言だ。

ドゥダ氏は「我々の軍に近代的な装備品を配備したい」と語り、米国から武器の追加購入に意欲を示した。バイデン米政権は2月中旬、ポーランドに主力の「M1A2エイブラムス戦車」250両を売却する方針を決めたばかりだ。

ポーランドはウクライナに加え、ロシアが侵攻の拠点を置くベラルーシとも国境を接する。ロシア軍はポーランド国境に近いウクライナ西部で空爆を増やしており、ロシアの脅威が迫っている。バイデン氏は25日、ポーランド南東部に派遣している米兵の拠点を訪れて激励し、ポーランド防衛への関与を国内外にアピールした。

バイデン氏はワルシャワ市内で難民の支援施設も視察した。ウクライナからの避難民やボランティアと言葉を交わした。ウクライナでは民間人の死傷者が拡大しており、バイデン氏は26日、ロシアのプーチン大統領について「虐殺者だ」と非難した。

バイデン米政権は最大10万人の難民を受け入れ、人道支援に10億ドル(1220億円)を使う計画を公表している。

バイデン氏は26日、ウクライナ国民の支援や民主主義の将来をテーマにした演説に臨む。強権的な統治を強めるロシアや中国と民主主義勢力は激しい競争下にあり、ロシアがウクライナで勝利すれば世界で民主主義がさらに後退しかねないとの危機感を表明するとみられる。

バイデン氏は23日にブリュッセルを急きょ訪れて、北大西洋条約機構(NATO)や主要7カ国(G7)、欧州連合(EU)の首脳会議にそれぞれ出席した。

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