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米アカデミー賞、26日授賞式 BLMなど候補に多様性

作品賞の候補には現代の米国社会を映す作品が並ぶ=Sony Pictures Classics/Warner Bros. Pictures, Netflix, A24, Searchlight Pictures, Focus Features, Amazon Studios, Netflix via AP

【シリコンバレー=佐藤浩実】米映画界最大の祭典である第93回アカデミー賞の授賞式が25日(日本時間26日)に開かれる。アジア系・女性監督の作品や「ブラック・ライブズ・マター(BLM、黒人の命は大切だ)」運動の関連作など候補の多様性が広がったのが今回の特徴だ。近年増えていたインターネット配信作品の候補も一段と目立っている。

最高賞にあたる作品賞の候補には、現代のノマド(遊牧民)を題材にした中国出身のクロエ・ジャオ監督による「ノマドランド」や、韓国系米国人のリー・アイザック・チョン監督が手掛けた「ミナリ」が並ぶ。黒人の社会運動家を描いた「ジューダス・アンド・ザ・ブラック・メサイア」など、人種問題が浮き彫りになった2020~21年の米国社会を反映している。

新型コロナウイルスの影響で多くの映画館が休業したのもあり、ネット動画配信を主とする作品の躍進も目立つ。不朽の名作「市民ケーン」の製作秘話を映画化した米ネットフリックスの「Mank/マンク」や、米アマゾン・ドット・コムのプライムビデオで配信した「サウンド・オブ・メタル 聞こえるということ」が作品賞の候補になっている。

一方、米中対立の火種もくすぶる。短編ドキュメンタリー賞では、2019年に起きた香港の大規模デモを扱った映画「ドゥ・ノット・スプリット」が候補入りしている。ノルウェー人監督による作品だが、中国は反発しており、米メディアによると香港のテレビ局はアカデミー賞の中継を見合わせた。

アカデミー賞は俳優や監督などで構成する米映画芸術科学アカデミーの会員投票で決める。当初は2月の発表を予定していたが、コロナの影響で2か月延期した。授賞式を開くカリフォルニア州ではワクチンを1回以上接種した人が46%を超えており、映画業界の関係者の多くは米ロサンゼルスの会場に集まっている。

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