米半導体WD、キオクシアと合併交渉 2.2兆円超と米報道
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【シリコンバレー=白石武志】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は25日、米半導体大手のウエスタンデジタル(WD)が同業のキオクシアホールディングス(旧東芝メモリホールディングス)との合併に向けた交渉を進めていると報じた。買収額は200億ドル(約2兆2000億円)超で、早ければ9月中旬にも合意に達する可能性があるとしている。
キオクシアは日本経済新聞の取材に対し「噂や臆測にはコメントしない」(広報)とした。そのうえで同社幹部は「上場準備の基本路線は変わっていない」と報道を否定した。
WDとキオクシアはデータ保存に使うNAND型フラッシュメモリーの生産設備に共同投資するなど、提携関係にある。WSJは関係者の話として「長年続いてきた合併に向けた話し合いがここ数週間で活発化している」と伝えた。
WSJによるとWDは株式交換によって200億ドル超の買収代金を支払う計画で、合併後の新会社の最高経営責任者(CEO)にはWDのデイビッド・ゲクラーCEOが就く方針だという。
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