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米ゴールドマン、中国工商銀と合弁設立 富裕層開拓

【ニューヨーク=宮本岳則】米金融大手ゴールドマン・サックスは25日、大手国有銀の中国工商銀行(ICBC)と組み、中国で富裕層向け事業の合弁会社を設立すると発表した。所得拡大で資産運用・管理の需要が高まると判断した。中国政府の市場開放方針を受けて、外資系金融の参入計画が相次ぎ明らかになっている。

合弁会社はゴールドマン傘下の資産運用会社ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントが発行済み株式数の51%を保有し、経営支配権を握る。残りの49%は中国の四大国有銀行の一つ、ICBCの富裕層向け部門が保有する。すでに規制当局の中国銀行保険監督管理委員会から合弁設立計画の承認を得た。

ゴールドマンは中国事業強化を成長戦略の一つに掲げる。同社は中国家計の投資可能資産は2030年までに70兆ドル(約7630兆円)を超えると予想する。うち6割が証券や投資信託、富裕層向け金融商品に振り向けられると試算した。ICBCのブランド力と支店網を生かし、幅広い顧客を取り込もうとしている。

外資による中国富裕層向け事業参入が相次いでいる。米資産運用大手ブラックロックは中国建設銀行(CCB)とシンガポールの政府系ファンド、テマセク・ホールディングスと組み、合弁会社を設立する。JPモルガン・チェースは中国の招商銀行(CMB)の富裕層向け事業子会社に出資する。

中国政府はトランプ前政権との貿易協議で、金融市場の外資開放で合意した。米中対立が長引くなかでも、ウォール街は中国事業拡大に向けて積極投資を続けている。ゴールドマンは富裕層事業の合弁設立に先立ち、投資銀行業務を手掛ける現地合弁の完全子会社化を申請している。

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