1月の米耐久財受注、1.6%増 予測上回る

【ワシントン=長沼亜紀】米商務省が25日発表した1月の耐久財受注(季節調整済み、半導体を除く)は、2021年12月から1.6%増加した。12月分が上方修正されたため4カ月連続の増加となる。伸び率はダウ・ジョーンズまとめの市場予測(0.8%程度)を大きく上回った。
民間航空機・同部品が15.6%増え、全体を押し上げた。機械も2.3%増と堅調だった。変動の激しい輸送関連を除くと0.7%、同様に変動の激しい国防関連を除くと1.6%それぞれ増えた。

企業の設備投資の先行指標とされる「航空機を除く非国防資本財」(コア資本財)は0.9%増で、伸び率は21年12月の0.4%、11月の0.2%から高まった。経済調査会社キャピタル・エコノミックスのエコノミストは「強い伸びは、価格高騰の影響も一部あるが、21年後半に弱まった設備投資が回復し始めた兆し」と分析した。