米の歴史的寒波、少なくとも17人死亡 停電・欠航も続く - 日本経済新聞
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米の歴史的寒波、少なくとも17人死亡 停電・欠航も続く

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【ニューヨーク=斉藤雄太】米国で24日、歴史的な寒波による被害が広がった。米メディアによると、交通事故などで少なくとも17人が死亡し、一時は180万件の停電が発生した。航空便の欠航や遅延も続き、クリスマス休暇の市民生活や旅行に大きな影響を及ぼしている。

米NBCテレビによると、中西部オハイオ州や南部ケンタッキー州などで悪天候による死者が出た。路面の凍結や吹雪による自動車事故が各地で頻発している。

ロイター通信は全米の停電情報の追跡サイト「パワーアウテージ・ドット・US」のデータを引用し、24日早朝時点で家庭と企業の約180万件で停電が発生していたと報じた。同日夕までに停電は80万件まで減った。

空路の乱れも続く。米航空情報サイト「フライトアウェア」によると、24日夕時点で米空港で発着する航空便のうち約6500便が遅延し、2800便以上が欠航した。前日にも米発着の5900便が欠航になっている。

米東部ニューヨーク州は24日、カナダとの国境近くの都市バファローの空港を26日午前11時まで閉鎖すると発表した。同州のホークル知事は24日、予算面の支援を得るため、連邦政府による非常事態宣言を要請する考えを示した。

米国立気象局は23日、米人口の6割が「歴史的な冬の嵐」により警報や注意報の対象となったと説明していた。同局は国土の3分の2に影響している寒波が26日にかけて徐々に和らぐとの見通しを示すが、当面は「生命の危険を脅かしかねない寒さ」への警戒を呼びかけている。

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