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米加州の累計感染200万人 全米で初、野外病院も

カリフォルニア州の大学病院では野外病院の設置が進む=AP

【シリコンバレー=白石武志】米カリフォルニア州の新型コロナウイルス感染者数が全米の州で初めて累計200万人を突破した。州南部では集中治療室(ICU)の空きがほぼなくなり、一部の病院では大型テントを使った野外病院の設置作業も始まった。州政府は人々が集まるクリスマス休暇後の感染爆発に警戒感を強めている。

米ジョンズ・ホプキンス大によると24日時点のカリフォルニア州の累計感染者数は約201万人、死者数は約2万3500人となった。23日の1日あたりの新規感染者は約4万3000人とピークだった1週間前の約6万3000人を下回るものの、なお高い水準が続いている。

米疾病対策センター(CDC)によると、カリフォルニア州における直近1週間の人口10万人あたりの新規感染者は1日平均で105.9人だった。州別で最多のテネシー州(119.1人)に次ぐ水準で、全米の平均(63.8人)を大きく上回る。

特にカリフォルニア州の人口の約4分の1を占める南部ロサンゼルス郡の状況が深刻で、同郡に限ると人口10万人あたりの新規感染者は1日平均で147人と全米でも突出する。同郡だけで州内の累計感染者数の約3分の1、死者数の4割近くを占める。

州政府によるとICUで治療中の新型コロナ患者は4000人を超え、過去3週間で約2倍に増えた。州内で利用可能なICUの病床数は23日時点で全体の1%まで減ったという。ロサンゼルス郡を含む州南部や内陸部のサンホアキンバレー地域ではすでにICUの空きがなくなった。

州南部オレンジ郡にあるカリフォルニア大学アーバイン校の病院では収容能力を上回る患者が押し寄せる事態に備え、大型テントを使った移動式救護施設の設置作業が始まった。州政府は州南部サンディエゴ近郊の医療機関に設置された200床超の空きベッドをICU患者の受け入れに転用する考えも示している。

州政府は11月下旬の感謝祭休暇で人々の移動が増えたことが足元の感染爆発を招いたとみている。ニューサム知事はクリスマス休暇の3連休を控えた23日の記者会見で「次の数日間で何が起きうるのかに注意しなければならない」と述べ、休暇中の外出や交流を控えるよう呼びかけた。

米国では12月14日から新型コロナワクチンの接種が始まり、CDCによると23日までの約10日間で医療従事者を中心に全米で100万人強が最初の接種を受けた。連邦政府は年末までに2000万人に接種する計画を示しており、これまでのペースは目標を大きく下回っている。

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