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「ポケモンGO」の米ナイアンティック、画像で位置測定

【シリコンバレー=白石武志】人気AR(拡張現実)ゲーム「ポケモンGO」を手掛ける米ナイアンティックは24日、スマートフォンで撮影した風景画像をもとにカメラの位置や向きを判断できる新たな測定技術を開発したと発表した。現実世界の映像に重ね合わせるキャラクターなどをセンチメートル単位の精度で配置し、ARゲームの臨場感を高められるという。

「ビジュアル・ポジショニング・システム(VPS)」と呼ぶ新技術を開発した。公共空間にある建物や屋外に置かれた像などを測量してあらかじめ立体的な地図を作製しておくことで、ARゲームのプレーヤー側から送られた1枚の画像だけでカメラの位置や向きを正確に特定できる。VPSは従来の全地球測位システム(GPS)などを補う測定技術として、米グーグルも開発に力を入れている。

ナイアンティックはこれまでに東京や米サンフランシスコ、英ロンドンなど世界6都市にある公園や小道、目印となる建物など3万以上の公共空間の立体地図を作製した。同社はVPSをARアプリの開発者向けツール「ライトシップ」の目玉機能として加え、24日から外部提供を始めた。

米メタ(旧フェイスブック)を筆頭に多くのIT(情報技術)企業が仮想空間「メタバース」分野に力を入れる一方、過熱感を指摘する声もある。ARゲームの草分けであるナイアンティックは利用者らを仮想空間に閉じ込めるような構想について「ディストピア(反理想郷)の悪夢」であるとの懸念を示し、ブームとは距離を置いている。

ナイアンティックが24日にサンフランシスコで開いたイベントでジョン・ハンケ最高経営責任者(CEO)は新たな測定技術などを通じて「原子とビットを融合し、(ゲームキャラクターなどの)デジタル創作物が我々の周りの世界に実際に生息することを可能にする」と強調。現実社会とつながった「リアルワールドメタバース」の実現を目指すという従来の立場を繰り返した。

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