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ホンジュラス大統領候補、台湾断交「未決定」 米に配慮

(更新)

【メキシコシティ=清水孝輔】ホンジュラスで28日に予定する大統領選に出馬している最大野党LIBREのシオマラ・カストロ氏が台湾と断交する方針を覆す可能性があることが分かった。カストロ氏の側近がロイター通信に対し、「最終的な決定はしていない」と明らかにした。中国の影響力拡大を懸念する米国に配慮した形だ。

ロイター通信によると、カストロ氏の側近は「移民問題や米国との貿易関係が危うくなる点を考慮する必要がある」と述べた。カストロ氏は台湾と断交する利点と欠点を踏まえて最終的に判断するという。カストロ氏はこれまで「(大統領選で当選したら)即座に中国と外交・通商関係を結ぶ」と明言していた。

米国はホンジュラス大統領選に向け、政府高官を派遣している。ロイター通信によると、米政府はホンジュラスの大統領候補に台湾と長期的な外交関係を維持するように求めているという。中国はワクチン提供や経済協力を通じて中南米での影響力を高めており、米国は警戒感を強めている。

ホンジュラス大統領選にはカストロ氏のほか、首都の市長で与党・国民党のナスリー・アスフラ氏が出馬している。ホンジュラスの民間団体CESPADの世論調査によると、カストロ氏の支持率は38%でアスフラ氏の21%を上回る。大統領選はカストロ氏とアスフラ氏の一騎打ちになるとみられている。

台湾はホンジュラスとの外交関係を維持しようと働きかけている。ホンジュラスのエルナンデス大統領は11月中旬、台湾を訪問して蔡英文(ツァイ・インウェン)総統と会談した。台湾はホンジュラスの大統領選に向けて現職を招待し、良好な関係を対外的に示した。

蔡政権が16年に発足して以降、台湾は7カ国と外交関係を失った。中南米・カリブ海地域では17年にパナマ、18年にエルサルバドルとドミニカ共和国が台湾と断交し、中国と国交を結んだ。台湾が外交関係を結ぶのは世界で15カ国まで減り、そのうち6割を中南米・カリブ海地域が占めている。

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