11月の米消費者態度指数、確報値も10年ぶり低水準

【ワシントン=長沼亜紀】米ミシガン大学が24日発表した11月の消費者態度指数(確報値)は67.4で前月から4.3ポイント低下した。速報値(66.8)からやや上向いたが、2011年11月以来10年ぶりの低水準となった。急激な物価上昇で消費者景況感は落ち込んだ。
ダウ・ジョーンズまとめの市場予測(66.8程度)は上回った。「現在の景況」は73.6で4.1ポイント、「今後の見通し」は63.5で4.4ポイントそれぞれ低下した。
調査担当者は、景況感悪化の要因として、物価上昇とそれを抑制する有効な政策がとられてない点をあげた。
予測インフレは1年先が4.9%、5年先が3.0%だった。
