米大統領報道官「株価で経済判断せず」 NYダウ下落で
トランプ前政権との違い強調

【ワシントン=坂口幸裕】米ホワイトハウスのサキ大統領報道官は24日の記者会見で、バイデン米大統領は株価の動向で経済状況を判断していないとの認識を示した。「一つの指標にこだわることはない。前任者(のトランプ前大統領)と異なり、経済を判断する手段として株式市場を見ていない」と述べた。
24日の米株式市場でダウ工業株30種平均の下げ幅が一時1100ドルを超えた。米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めや緊迫するウクライナ情勢への警戒感からリスク回避の姿勢が強まっている。
サキ氏は「我々の基準は労働者の家庭が少しでも余裕があるかどうか、家族を養える給与を得られているかどうかなどだ。その面では大きく前進している」と語った。
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